アプリ

受託開発から自社開発へビジネスモデルの転換をサポート

2021/07/15

マーケティングのノウハウ不足によるユーザーの伸び悩み

組織的背景、課題

同社は受託開発会社であったが、開発者の時間を切り売りし、案件と納期に追われる労働集約型以外のビジネスモデルへ転換をした。開発に長けている同社は自社サービスとしてアプリ事業を展開。新規流入は獲得できているが、ゲーム作りを担うプロデューサー・ディレクター・エンジニアという体制でアプリを運用しており、マーケティングに関するノウハウがなかったため、ユーザーへ定着を促す施策を実行する部分が抜け落ち、アクティブユーザーが増えないことに懸念を持っていた。

定着を促す施策設計を推進

解決策

受託開発のリソースを生かしアプリ事業を展開する中で、アプリ内のグロースハックを必要とする同社に対し、アプリ事業に精通したマーケティング責任者をアサイン。アクティブユーザーを増やすための施策設計と、プロダクトの強化を推進。
アプリをユーザーにインストールしてもらう流入から定着率・利用率、課金、継続に至るまでそれぞれのフェーズごとにKPIを設定し、週次でフィードバックを行う。特に定着に課題があった同社に対して、ユーザーへのリテンション対策を実行。また、プロダクトの強化のため、ユーザーインタビューを実施しインサイトを得ることで、ユーザーが喜んで利用してもらえるシナリオや企画、キャンペーンなどを構築。ユーザビリティテストを行い検証を重ね、アプリのアップデートを実行した。

(業務内容)
・マーケティングシナリオの策定
・施策立案
・評価制度の構築
・指標管理の構築
・広告クリエイティブの制作ディレクション
・KPIに対するフィードバック
・プロダクトディレクション(機能追加、UI/UX改善)

エンゲージメントの高いファンが増加、課金率の向上で継続的なキャッシュフローが実現

成果

国内スマホゲーム市場が成熟期に入り、CPIも徐々に上昇、市場トレンドとしても新規獲得が厳しい中で、“定着”や“呼び戻し”にフォーカスを当てた施策を実行。プッシュ通知施策では、マーケティングシナリオを組んだ上で、セグメント別にプッシュ通知を配信していくことで、1週間後のリテンションレートが10%改善。各フェーズごとのKPIが明確化されたこと、マーケティング戦略に基づいたアプリのアップデートをしたことで、社内改善スキームが確立した。マーケティング施策、プロダクト強化により優れたユーザ体験をアプリ内で提供できたことで、エンゲージメントの高いファンを増やした結果、利用率が爆発的に増加した。既存ユーザーがアクティブ化したことで、課金率も増加し、継続的なキャッシュフローを生み出すことに成功した。

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