美容クリニック

戦略的なエリア展開、施術レベルの高さで多院化に成功

2021/09/16

Web広告以外の集客方法の模索

組織的背景、課題

自費診療主体の美容皮膚科を運営する同社では、施術の高さによる評判や口コミで集客を伸ばし、クリニックの運営をしてきた。しかし、同エリア内で大手美容クリニックのエリア拡大や、開業院が増えていくにつれ新たな集客手法を取り入れなければならなかった。美容医療は患者のデリケートな悩みに応える特性からインターネット検索の需要は高く、多くの美容クリニックがWeb集客に力を入れいる。そのため、競合性は高く、リスティング広告のクリック単価高騰や、自社サイトで宣伝しようにも医療広告ガイドラインやYMYLのアルゴリズムという壁が立ちはだかる。このような状況で競合に負けない戦略を打ち出すため、ご相談をいただく。

調査に基づいたエリア戦略、独自性のある施術の高さをアピール

解決策

美容クリニックで戦略設計の立案から実行経験のあるマーケターをアサイン。
エリア戦略、施術力の高さにフォーカスした集客を実行。店舗展開をしている大手や競合に負けない戦略として、ユーザー調査や競合出店調査を重ね、マーケット人口は見込めて、美容ソリューションが広まっていない美容過疎地エリアでの店舗展開を行った。
戦略的なエリア展開に伴い、地域名を強化したSEO対策、自社サイト内では、徹底的にコンテンツやクリエイティブクオリティにこだわり、施術の高さにフォーカスした事例紹介など有益なコンテンツを用意。検索エンジン評価されやすくするためのユーザーファースト重視の仕組みを構築。
また、リピーターとなりうる潜在層に向けて、各院の医師がどのような治療を得意としているのか、その治療についてサイトで深く取り上げ、競合の低価格帯での価格勝負に巻き込まれないプライシング構築や、カウンセリングで独自の付加価値をつくった。まずはとにかく、顧客満足度を経営指標として重視し、施術の高さを実感してもらうことで継続に繋げる導線を確保した。同社では、エリア特性が異なる店舗展開をしているため、独自性をアピールできる体制を整えたところで、自社サイトとは別ドメインにて「ポジショニングメディア」を作成。独自性を訴求すべく、自院の治療内容が他院と比べてどう優れているのか、そのような点が違うのかといった「強み」や、院長の診療ポリシー、ホスピタリティなどをわかりやすくコンテンツ化した。

(業務内容)
・マーケティング戦略の立案
・エリア戦略の立案
・ユーザー調査
・競合出店調査
・調査結果をもとに出店エリア選定
・SEO対策
・コンテンツマーケティングのディレクション

各エリアで勝てるポジションを明確化できたことで、売上を最大化

成果

大手が着手していないエリアでの店舗展開、施術の高さにフォーカスを当てた戦略で、取り組みから2年で新たに6店舗展開、自費診療での売上が伸びたことにより、2年前対比で粗利益が約12倍まで上昇した。今後も年1~2店舗をベースに店舗展開を予定している。
SEOの強化、キーワードに対応したコンテンツを自社サイトやポジショニングメディアに拡充したことで、ユーザーが検索エンジンで調べた際に上位表示されるページを増やし、サイトへのアクセスを増加させることが実現した。各エリアの潜在層集客へのアプローチがサイト上で可能となったことで、Webからの予約が大幅に増加。施術全体の約45%が自社サイト経由になった。今回のマーケティング戦略の成功に加え、同社の本来の強みである施術の高さがユーザーにも認められ、各エリアの店舗でリピーター層の獲得に成功している。

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