人材

YoY対比120%の増加。組織内グロースハックチームの構築に成功

2021/07/15

求人数、CMに依存する大手人材業界

組織的背景、課題

求人メディアを展開する同社では、自社で保有している求人案件数とCMなどのマス広告の2つに集客が左右される。
広告出稿の投資対効果に頭打ち感を感じており、Webからの登録数が大半の中で、Webサイトの改善やグロースハックしていくカルチャーが薄く部門を超えて人材の登録集客に取り組んでいきたい。
人材業界では各求人メディア会社や紹介会社が互いに似た求人を保有しており、企業間での差別化が難しいということもマーケティング課題になっている。

部門横断で「グロースハックプロジェクト」を推進

解決策

グロースハックに精通した人材をプロジェクトリーダーとしてアサインし、定量的に改善を行っていくスキームを構築。グロースハックがインハウス化できるまでのサポートを行う。
組織的DX展望の1つとして「グロースハックプロジェクト」と称し、求人内容やマス広告に依存せず集客効率を高めていく社内推進役として介入。
差別化が難しい業界だからこそ、一度Webサイトを訪問してくれたユーザーに対し、Webサイト上での体験を通して自社のファンになってもらい、納得した上で登録や利用をしてもらうことに重きをおき、見直すべき点の洗い出しを徹底的に行った。
マーケター、経営企画、ブランド管理、アクセス解析チーム、営業部門など様々な部門の人間を同じプロジェクトチームに組み込み、さらに集客構造全体を改めてデータドリブンで可視化することによって、KPI達成を狙う。

(業務内容)
・組織内チームビルディング
・サイト分析から課題抽出(アクセス解析、ヒートマップ分析)
・ペルソナ人材の洗い出し
・施策立案
・サイト改善戦略立案(A/Bテスト)
・検証結果と仮説に対するカウンターパート

プロジェクト開始1年でインハウス化。広告投下量を変えずにYoY対比120%の増加

成果

グロースハックチームが開始から1年で自発的にPDCAサイクルができはじめ、インハウス化に成功。
このプロジェクトはマーケティングやプロダクトなど、様々な部門が横断的に関わるため、それぞれの持ち場で役割をしっかりと果たすためには、部門横断的な目標の共有が不可欠であり、今回アサインした人材はそのブリッジ役として貢献した。
数値的観点からは、目標としていたYoY対比120%の増加、新規集客の増加が広告投下量を変更せずに見込むことができた。
集客改善を広告の投下量だけでコントロールするのではなく、ユーザーのベネフィットを考えながらコンテンツやサイト内の改善に着目し、グロースハックを行う事が実現した。

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