デジタルマーケティング

【企業向け】Instagram運用で売上増加に繋げる完全運用マニュアル

2022/05/17

Instagramは、動画や写真をメインに、コンテンツを無料で発信できるプラットフォームです。サービス開始から積極的に機能を追加しており、企業アカウントがユーザーとのコミュニケーションを図るのに適した設計になってきています。

近年では、toCサービスだけではなく、toBサービスを取り扱う企業アカウントも多く、ユーザーの獲得に大いに役立つ施策となっています。

このコンテンツでは、Instagram運用の効果的なアカウント運用のコツや、SNS運用をするうえで留意するべき炎上の対策についてもご説明いたします。

Contents

Instagramとは

TwitterやFacebook、LINEなどの他SNSと比べて、Instagramはビジュアル重視のSNSであり、特に企業アカウントでは独自の世界観をブランディングすることができるプラットフォームであるとも言えます。

サービスは2010年10月から開始し、2012年4月にMeta社(旧Facebook社)が買収しました。買収に伴い、一気にユーザー数が増加し、現在は、世界で10億人、日本国内では3,300万人ほどの月間ユーザー数を誇っています。

企業アカウントでInstagramを運用するメリット

企業がInstagramを運用するメリットとして次の4つが挙げられます。
・見込み顧客との継続的な接点を持てる
・企業のブランディングができる
・視覚的な訴求ができる
・ファンマーケティングが可能になる

以降、1つずつ解説していきます。

見込み顧客との継続的な接点を持てる

現在、Instagramが公開しているデータにより、下記が明らかになっています。

・ビジネスアカウントをフォローしているInstagram利用者の割合:90%
・Instagramのおかげでブランドとやりとりができると回答した利用者の割合:3分の2
・Instagramで広告を見るとブランドへの興味が高まると回答した利用者の割合:50%

引用:https://business.instagram.com/

このことから、ほとんどのInstagram利用ユーザーが企業アカウントをフォローしており、また、プラットフォーム上で、企業アカウントとやりとりができることにメリットを感じていることが分かります。

運用型広告で獲得できる顕在顧客とは違い、Instagramのフォロワーは、見込み顧客となるため、フォローしてからすぐにアクションを起こす割合は少ないです。
ただし、発信を通じて見込み顧客と継続的に接点を取ることにより、購買意欲が高まった際のブランド想起が可能になるのです。

企業のブランディングができる

Instagramはブランディングにも大きく寄与します。

以下2つのレシピアカウントを例に挙げます。

画像左がTastemade(https://www.tastemade.jp/)、画像右がmacaroni(https://macaro-ni.jp/)です。

引用:
https://www.instagram.com/macaroni_news/
https://www.instagram.com/tastemade_japan/

Tastemadeでは、視覚的に楽しくて作ってみたくなるレシピを、macaroniでは、実用的で作ってみたくなるレシピを発信しています。

実際にサイトの説明を見ると、投稿の違いの背景が良く分かります。

Tastemadeには「素晴らしい料理と旅行に対する情熱を通して世界中の人々をつなぎます。食、旅やライフスタイルの番組編成を通して、毎日のインスピレーションを届ける専門家のテイストメーカーのネットワークを発見しましょう。」と記載があります。

対して、macaroniには「最新のトレンド、スイーツ、レストラン、レシピ、お役立ち情報まで、グルメに関するおいしい情報を見つけて発信するニュースメディアです。新発売情報やイベント情報も簡単に見つけることができます。」と記載があります。

Tastemadeは料理や旅行などを通して“インスピレーション”を、macaroniは“グルメに関する美味しい情報”を、それぞれユーザーに届けています。

アカウントで発信するコンテンツを統一することで、ブランドが届けたいものがユーザーにも伝わり、ターゲットとするユーザーを獲得することができます。

視覚的な訴求ができる

先述した通り、Instagramはビジュアル重視のSNSです。
そのため、利用ユーザーも投稿の画像や動画を見て判断することが多く、視覚的な情報発信が有効になります。

女性向けのコスメのブランドを例に挙げます。
Instagram経由の場合、「クリエイティブが綺麗で気になって」「自分の好きなモデルが使用しているのを見て」「パッケージが可愛くて」など、見た目が気になったことが起因して、購入やサイト流入につながるケースも多くあります。

最近では、フィード投稿の他、ストーリー機能やリール機能、インスタライブなどフォーマットも拡張され、ブランディングだけでなく、商品の活用シーン提案やQ&Aなど、実用的な情報発信も効果的にできるようになりました。

ファンマーケティングが可能になる

ファンマーケティングとは、企業や商品のファンをベースに商品開発やコミュニケーション設計を行う手法の事です。
ファンに対してアプローチすることにより、他ブランドへのスイッチングの防止や、ファン自身の商品宣伝で新規顧客獲得ができることから、最近注目されているマーケティング手法です。

後述しますが、Instagramの機能では、質問機能やインスタライブなど、ファンとコミュニケーションを取れる機会が多く存在します。
投稿して終わりではなく、様々な手法でファンとのコミュニケーションを取ることで、ブランド力を強くしていくことができるのです。

運用の仕方-事前準備-

効果的なInstagram運用を行うには、事前準備から実際の投稿、分析までを意識的に行うことが必要です。
ここでは、Instagramを実際に運用する前に行う、事前準備について説明します。

①目標設定

どの施策においても、一番重要なことは目標設定です。
設定する目標によって、アカウントの施策の方向性が決まるからです。
目標を設定しない場合、追うべき指標もなくなるため、施策や振り返りも意味のないものになります。
必ず、ゴールを設定したうえで、アカウントの設計や運用を開始しましょう。

目標を設定する場合は、「Instagramを運用したことによって達成したい成果(KGI)とスケジュール」「Instagram上で達成したい成果(KPI)とスケジュール」を設定します。

「Instagramを運用したことによって得たい成果」は最終ゴールになるため、「ECでの売り上げをInstagram経由で○○円にしたい」「自社メディアの流入数を○○セッションにしたい」など、が例として挙げられます。

対して、「Instagram上で達成したい成果」は、最終ゴールを達成するための、Instagram場で追うべき指標になるため、「フォロワー数」「エンゲージメント数」などを設定することが多いです。

目標とスケジュールを定めて、定期的に振り返りを行いながら、目標を達成できるように運用していきましょう。

②ペルソナ設計

目標設定後、ペルソナを設計していきます。
ペルソナを設計しないままアカウント設計を進めると、世界観がぶれてしまい、誰に向けての発信かはっきりせず、結局効果が出ないということも多くあります。

「誰に」「何を」届けるかによって、アカウントの方向性は変わります。
ペルソナを設計することではじめて、アカウントの世界観を決めることができるのです。

ペルソナを作成するにあたり、下図の項目を参考に作成すると、ペルソナの明確なイメージを持つことができます。

・基本プロフィール(名前、年齢、性別、居住地、家族構成、職業)
・イメージ写真
・生活リズム
・エピソード
・よく見るメディア
・よく行く場所
・抱えている悩み

③アカウント設計

目標とペルソナを決定したことで、アカウントの方向性としてどのように運用するべきかの指標が明確になりました。

アカウント設計をするにあたり、まずは、ビジネスアカウントへの切り替えを行いましょう。
ビジネスアカウントに切り替えると、ビジネス用のアカウント向けに特化した機能を利用することができます。

主に以下の機能が利用可能になります。
・インサイトの確認
・連絡先情報の開示
・予約、配達依頼などアクションの設定
・Instagram上での直接販売
・広告配信
・FAQの設定

特にインサイトは定期的な数値の振り返りの際に必要な機能になるため、必ずビジネスアカウントへの切り替えを忘れないようにしましょう。

また、アカウント設計時に、どのような発信をするアカウントにするかを決める必要があります。
コスメ会社のアカウントを例に挙げます。
目的が自社商品の売上拡大のためのアカウントであれば、女性向けにオススメの自社商品やケア方法を発信します。
対して、目的が社員採用のためのアカウントであれば、自社の雰囲気が分かるような写真や、社内制度についてなど発信します。

このように、目的や、発信する相手によってアカウントの発信内容は異なるため、届けたいペルソナに対して有益な情報であるかを意識して発信をするようにします。

運用の仕方-アカウント運用と効果測定-

アカウント設計まで完了したら、実際に運用していきましょう。
SNSを運用する際は、以下の3Stepを意識して運用します。

Step1:ファンを集める

当然アカウントを始めた際はフォロワー0人の状態から始めることになります。
地道に投稿やファンとのコミュニケーションを取っていくことはもちろんですが、それ以外でもファンを増やす方法として、2つの方法が挙げられます。

①既存顧客の活用

企業で運用する場合、自社の既存顧客にお知らせをしましょう。
リスト数に限界はありますが、既に自社の事を知っているため、リーチが広げやすく、フォロワーになってくれやすいというメリットがあります。
お知らせの方法としては、メルマガ、LINE、HPへの記載、他SNSでの共有などが多く活用されます。

②SNS広告配信

投稿を広告で回して、ユーザーとの接触回数を多くするのも効果的です。
広告配信は即効性があり、多くのユーザーにリーチできるため、フォロワー獲得やエンゲージメント増加にも効果的です。
ただし、「アカウント運用初期に回さないこと」「セグメントを明確にすること」の2つに注意しましょう。

広告をアカウント運用初期に配信した場合、対象投稿の接触機会は増えますが、アカウントフォロー数は少ない傾向にあります。
投稿が気になってアカウントプロフィールを見た際に、それ以外の投稿がない、もしくは少ない場合、ユーザーがアカウントに対してのフォローメリットを見つけられずに離脱する可能性が高いからです。
そのため、広告を配信する際は、ある程度投稿数が増えてきた段階で配信するようにします。

また、セグメントを明確に描かずに配信すると、必要のないユーザーにまで届き、費用が無駄になってしまいます。
設計したペルソナに基づき、配信セグメントを設定しましょう。

Step2:ファンとの関係を深める―投稿―

ファンとの関係を深めるには、継続的な投稿や、ファンとのコミュニケーションが重要になります。

投稿する際、Instagramの指標として、近年重要視されているのが「保存数」です。Instagramのアルゴリズム上、保存率が多いと、発見タブでの出現頻度が高くなる傾向があるからです。
そのため、投稿する際には保存率の高くなるようなクリエイティブを意識して発信していくことが重要になります。

継続的な投稿をする際、Instagramでは以下3つのような発信が主流になっています。

①ビジュアルのみで訴求するクリエイティブ

Instagram運用で特にオーソドックスな運用方法です。
食品やコスメ、アパレル、カフェなど、商品や店舗自体が写真映えするサービス・商品で活用できるクリエイティブになります。

クリエイティブから、使用イメージなどがユーザーにダイレクトに伝わり、また、視覚的に楽しいため、ユーザーから好まれやすいアカウントになります。

引用:
https://www.instagram.com/snaq.me/
https://www.instagram.com/kaldicoffeefarm/

②ビジュアル+情報で訴求するクリエイティブ

写真だけでなく、写真にプラスして商品情報を記載したり、以下のように同テーマの写真を複数枚まとめてコンテンツにしたりするクリエイティブです。

個人、企業含めて写真のみでの投稿が多かった中で、最近伸びているアカウントの傾向にあるスタイルです。

商品数が多いECなどで活用でき、写真に文字情報があることで、需要のあるユーザーの興味を引きやすくなっています。

また、クリエイティブにテキスト情報が付随することにより、未フォローのユーザーが発見タブで投稿を見た際に、投稿を保存する数が写真のみのクリエイティブと比較して多くなります。

引用:
https://www.instagram.com/pivot_door/
https://www.instagram.com/hamee_staff/

③テキスト情報のみで訴求するクリエイティブ

特に教育系コンテンツなどに多いのが、テキスト情報がメインのクリエイティブです。例えば、営業コンサルティングや、ボイストレーニング、コーチングなど、お役立ち情報を届けることで、有益だと感じるユーザーがアカウントをフォローしやすくなります。

この手法はSEOにも似ており、コンテンツの有益性が重要となります。
Instagram特有の、「視覚的に楽しい」よりも「情報が自分にとって有益かどうか」でユーザーの行動が変わるため、インサイトやコメントを見て運用方針や発信情報を工夫することもできます。

また、文字情報をメインとして発信しており、どういったメリットのあるアカウントなのか分かりやすいため、狙ったペルソナに届きやすく、該当ユーザーにエンゲージメントされやすいという特徴があります。

引用:
https://www.instagram.com/utaumaninaritai/
https://www.instagram.com/umi_insta_/

Step2:ファンとの関係を深める(コミュニケーション)

投稿だけでは、エンゲージメントの増加に繋がりにくいため、ファンとコミュニケーションを取っていくことも重要です。

ここでは、Instagramで使用できる機能と、それを活用してどのようにユーザーとコミュニケーションが取れるのかを説明します。

①タグ付け・メンション

タグ付けとは、画像左のように、投稿クリエイティブ上でアカウントを紹介できる機能です。
写真をタップ、動画の場合は、左下のアイコンをタップすることで、指定した位置にアカウント名が表示されます。
また、アカウント名を更にタップすることで、プロフィール画面へ遷移することができます。

対して、メンションとは、クリエイティブ内ではなく、投稿文の中にアカウントを記載することです。
「@ユーザーネーム」で記載すると、リンク化し、タグ付けと同じようにリンクをクリックすることでプロフィール画面に遷移します。

タグ付け、メンション共に、自社アカウントのものを付けることが有効とされているのは、発見タブにてユーザーが投稿を見た際に、遷移できる導線が増えるためです。

新規ユーザーへのコミュニケーション手法として、プロフィール画面への遷移のしやすさについて気を付けると良いでしょう。

引用:
https://www.instagram.com/unknown.japan/
https://www.instagram.com/greenspoonjp/

②ハッシュタグ

Instagram独自の文化として、ハッシュタグ文化が代表的です。
投稿にハッシュタグを付けることで、投稿の拡散がされたり、ユーザーが該当のハッシュタグで検索した際に発見されやすくなったりします。

ハッシュタグを付ける際には、以下に留意して付けます。
・同じ内容のハッシュタグの場合、ハッシュタグボリュームが高い方を選択する
・競合サービスやお手本とするアカウントのハッシュタグを参考にする
・ターゲットとするユーザーが検索しそうなハッシュタグを使用する
・ユーザーが自社商品を投稿しやすいようにブランド独自のハッシュタグを決める

以下の画像のアカウントを例に挙げます。
画像左のアカウントは、モード系のアパレルブランドです。
ハッシュタグには、自社ブランド名や、該当の商品の種類、また、「キレイ目カジュアル」など、ターゲットユーザーが検索しそうなワードが入っています。

画像右のアカウントは、猫をテーマにしたアパレルブランドです。様々な猫柄のTシャツやトレーナーなどを販売しています。
こちらの投稿には、ハッシュタグとして、商品に関するタグ以外に、「猫吸い」「ねこすたぐらむ」など、猫を飼っているユーザーが投稿の際によく使用するハッシュタグを付けています。
こういったタグも使用することで、猫が好き、猫のグッズが欲しい、というユーザーにも投稿が届きます。

このように、商品の種類、特徴だけでなく、ペルソナが使用、もしくは閲覧するであろうキーワードを予測してハッシュタグを付けることが重要です。

ただし、ハッシュタグの使用制限個数は30個までになるため、それより多くなってしまう場合には厳選しましょう。
また、例えば「ネコ」「ねこ」「猫」と、カタカナ表記、ひらがな表記、漢字表記でもハッシュタグボリュームは変化するため、気を付けましょう。
ハッシュタグボリュームは、投稿画面にて確認ができます。

引用:
https://www.instagram.com/magniraff_official/
https://www.instagram.com/_not_bad_cat_/

③シェア機能(UGC)

UGCとは「User Generated Contents(ユーザー生成コンテンツ)」のことです。
企業アカウントだけでなく、一般のユーザーが投稿することにより、拡散力が上がり、商品を知らなかったユーザーに「この商品は使用者が投稿するほど良いものなのだ」と印象付けることができます。
そのため、企業アカウントとしては、ユーザーが投稿しやすい状態を作る必要があります。一つは前述した通り、アカウント独自のハッシュタグを決めることです。
また、ユーザーの投稿を企業アカウントがシェアすることも、ユーザーの投稿の活発化に効果的です。

Instagramでは、他ユーザーの投稿のシェア方法が2つあります。
以下の画像左のように、ストーリー上で取り上げる方法と、画像右のように投稿として取り上げる方法です。

ストーリーでの共有方法は簡単であり、プロフィール画面の統一感を損なわないため、投稿でのシェアよりも使用されることが多いです。
該当の投稿から紙飛行機マークをタップし、ストーリーで共有を選ぶことでコンテンツをシェアできます。

投稿でのシェアの場合、ストーリーで共有したのちに、ストーリー上の「もっとみる」から、「投稿としてシェア」を選択することでコンテンツをシェアできます。

UGCを活用する場合は、著作権の侵害にならないように注意し、リポストする前には必ず投稿者の許可を得るように注意しましょう。

引用:
https://www.instagram.com/minsobi_official/
https://www.instagram.com/taka_original/

④ストーリー

Instagramのストーリーには、ユーザーとコミュニケーションをとることができる機能がいくつかあります。
例えば、ユーザーから質問をもらったり、ユーザーにクイズやアンケートを出したりすることも可能です。
一方的にコンテンツを発信し続けるだけでなく、ユーザーも参加できるようなインタラクティブ運用を心がけることで、ファンが定着していきます。

引用:https://www.instagram.com/skincare_of_dermatologist/

⑤ストーリーハイライト

ストーリーは投稿してから24時間で見ることができなくなってしまいます。
しかし、ストーリーハイライトに設定することで、期限なく閲覧が可能になります。
まとめ方の例として、カテゴリーごとに分けてハイライト設定するやり方が多く見受けられます。
ユーザーからの質問をまとめたり、質問の種類によってはどんな人向けのコンテンツなのか、という分け方でまとめたりすることも有効です。

引用:
https://www.instagram.com/number_me_official/
https://www.instagram.com/shuuemura/

⑥リール

リールは2020年8月にリリースされた機能になります。
TikTokやYouTubeショートにも似ており、15秒、30秒、60秒の尺から選択して動画を撮影・編集・投稿することができます。
サイズ規格は縦長の動画になり、リールタブや発見タブで見ることができます。

ユーザーが有益に感じるコンテンツとして、今までは静止画のクリエイティブがメインでしたが、このリールが登場することによって、動画の重要度も高まっています。
視覚的な投稿にプラスして、動画にて聴覚的な発信を同時並行で行うことにより、フォロワー獲得に繋がります。

引用:https://www.instagram.com/uenui.official/

⑦インスタライブ

最近では、インスタライブを活用する企業アカウントも増えてきています。
リアルタイムでユーザーとコミュニケーションを取ることができるため、アカウントに対しての好感度が上がりやすくなります。

また、以下の画像で挙げているようなアパレルや雑貨の例など、新商品・新店舗の紹介をリアルタイムの動画で行うこともでき、ユーザーとしても新情報がすぐに知れることへのメリットを感じやすい施策です。

インスタライブでは、ユーザーが企業アカウントとダイレクトにコミュニケーションを取れる機会であると言えるので、企業アカウント側も、積極的にコメントに対して返答を行うなどしていきましょう。

引用:
https://www.instagram.com/selectmoca/
https://www.instagram.com/flyingtigerjp/

⑧ショップ機能

ショップ機能(Shop Now)とは、投稿画像をタップすると、そこから購入することができる機能です。
今までは、投稿が気になったら、プロフィール画面に飛び、ECサイトのリンクをタップし、商品を検索する、という流れが主流であり、離脱のしやすい設計となっていました。
ショップ機能が追加されることで、気になった投稿から直接商品が購入できるようになり、ユーザー側にも親切な機能であると言えます。

事前準備として、ECサイトのドメインの登録や商品登録が必要になりますが、アカウント側の操作としては、投稿のタグ付けと同じように商品タグを付けることができます。

引用:
https://www.instagram.com/londa_com/
https://www.instagram.com/amail_official/

Step3:効果を測る

全ての施策に共通して言えることですが、投稿して終わり、ではなく、必ず効果測定も行いましょう。
Instagramでは、ビジネスアカウントにすることで、アカウントのインサイトと、投稿ごとのインサイトを確認することができます。

インサイトでは、以下の数値を見ることができます。
・いいね数
・コメント数
・シェア数
・保存数
・プロフィールへのアクセス数
・プロフィールに記載してあるサイトのリンククリック数
・フォロー数
・リーチ数
・インプレッション数
※インプレッション数では、どのタブで何回表示されたかも分かります。

KPIとして追う指標は企業の目的によって違いますが、フォロワーを増やし、エンゲージメントを高めていくのであれば、「いいね数」「リーチ数」「保存数」「コメント数」を定点観測し、投稿や運用方法のPDCAを回していくようにすることを推奨します。

炎上への対策

SNSを運用するにあたり、気を付けるべきことが、炎上です。
「不適切な発言、内容を発信してしまった」「SNS運用の仕方が杜撰」など、きっかけとして起こりうることは様々考えられます。
さらに、時には自社のミスではなく、いわゆる「巻き込まれ」で炎上することもあります。

コンテンツを発信し、不特定多数とコミュニケーションを取る立場であれば、炎上には常に気を付けておかなければなりません。
とはいえ、先述の通り、炎上は何がきっかけになるかも分からないため、「炎上にならないために」よりも「炎上になった際に」どう対応するかが重要になります。

以下は、炎上した場合の対応フローチャートの例になります。
原因を特定し、どのように対応するべきか、というルールはSNS運用者(運用チーム)で決めておくと良いでしょう。

まとめ

このコンテンツでは、大きく以下のトピックを紹介しました。
・Instagramについて
・企業の運用メリット
・アカウント運用の流れ
・炎上対策

Instagram運用では、コンテンツの有益さと、運用の工夫の2軸が必要です。
運用方法を駆使してどれだけインプレッション数が増えようとも、コンテンツが有益であるとユーザーに認識されなければ、フォロワー、エンゲージメントは見込めません。
また、Twitterと比較して拡散力は低いため、コンテンツがどれほど面白くても、新規ユーザーの目に触れる機会がないとアカウントのフォロワー数は増えにくくなります。

SNSマーケティング、コンテンツマーケティングは常にユーザーに有益な情報、コンテンツを発信することを、まずは第一に意識しましょう。
そのうえで、定期的な効果測定を行いながら、ユーザーに届く運用方法、ユーザーにささるコンテンツを探っていきます。
そうすることで、企業のファンが増えていくはずです。

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