デジタル広告の伸張は止まらず、SNSや動画、リスティング、ディスプレイ広告など手法も多岐に渡る中、Web集客を中心としたWeb専業広告代理店である同社は、20代の若手社員を多く抱えており、スキル不足によるクライアントへのアウトプットの低下に悩んでいた。
コンサルティング営業部という部署があるが、実際には、広告運用の調整業務が中心となっており、コンサルティングはできていない状況にあった。
運用の微調整だけでは、広告効果が最大限出し切れず、クライアントへ提供できる事業へのインパクトが薄い。
そのような点からクライアントの期待値を越えられず、パートナーではなく下請けとして見られるような状況が続いた。
Web専業代理店特有のテクノロジーが先行し、マーケティングやコンサルティング力が弱くても市場全体の成長に連れてニーズが今まではあった。しかし、クライアントへの課題意識や、顧客インサイトの把握が弱くては今後生き残れないと経営判断があり、クライアントへのマーケティング支援を強化するべく、組織内人員の強化に向けてデジパラにご相談を頂く。
事業主目線の提案、売上UPに対する施策をメンバーが行えるようナレッジ強化を行うため、代理店、事業主両面で営業・マーケティング経験のあるマーケターをアサイン。
そもそものエンドクライアントの顧客が誰なのかを徹底的にインサイト力向上を狙う。
その中でもロイヤル顧客はどのような属性なのかを見極め、LTVが高くなるであろう顧客へのアプローチなども行う。マーケティングの基礎である、4P分析、3C分析、STP分析を徹底的に使いこなし顧客への価値提供を戦略単位で考えられる人材に育成していく。
また、それらの戦略をもとに同社の主戦場であるWebマーケティングの戦術にまで落とし込む。
(業務内容)
・インサイト強化
・マーケティング戦略立案のサポート
・各種マーケティング施策のプランニング
・社員へのナレッジ共有
広告運用以外の強み・付加価値を強化していく必要がある同社は、リテラシー向上によりメディア論や調整業務だけの作業屋をこえた提案を実現し、クライアントのパートナーとしての位置づけを確立。ナショナルクラアントに対するアウトプット強化により事業主のヘルススコア(満足度)が高まった。
また、広告運用以外のスキルが備わったことにより若手メンバーのキャリアの選択肢が広がった。広義の観点でマーケティングに対する課題抽出や考え方が身につきはじめた結果、担当領域が広がり、クライアント、社内両面の貢献度を実感することで組織課題のひとつでもあったモチベーションスコアの向上にも貢献した。
オンラインのお打ち合わせにて、業務委託の活用方法や候補者をご提案をいたします。